新たな「丸武の味」への反響。不安を覆したお客様の笑顔
- 健史 永尾
- 5月30日
- 読了時間: 3分
━━「丸武Premium」オープンを迎えて、新商品に対するお客様の反応はいかがでしたか?
伊藤:プリンもソフトクリームもチーズケーキも、私自身が好きなスイーツばかりなので、美味しさの追求を妥協することなく、こだわった商品を作り上げることができました。どの商品の出来栄えには満足していましたが、実際にオープンしてお客様の反応を見るまではやっぱり不安でした。新しい「丸武の味」をお客様に受け入れてもらえるのか、当日まで緊張していましたね。
特にソフトクリームは、お客様がその場で食べるので、表情を見るだけで反応がすぐに分かります。「丸武Premium」がオープンした当日、皆様が笑顔で召し上がってくださる姿を目にして、ほっと胸を撫で下ろしたことをよく覚えています。知人もたくさん来店してくれたのですが、「これなら美味しいと人に勧められる」と言っていただきました。

永尾:オープン当日に私も伺いましたが、行列がすごかったという印象があります。焼き立ての玉子焼を待っている人の列と、テイクアウトでスイーツを購入したい人の列がごった返して、交通整理が大変そうでした。メディアの取材も来ていましたし、当時の反響はすごかったです。
「千客万来」自体がオープンして1年経ちましたが、併設の温泉施設目当ての客に加え、インバウンドのツアーも増えていると聞いています。これからインバウンド需要がさらに高まっていけば、来客数もより伸びていきそうですね。
オープン当初に開発した3品に加え、この1年で「卵ぼーろ」や「エッグタルト」なども追加で開発させてもらいましたが、今後さらに海外の方にも喜ばれるような丸武ブランドの商品を一緒に作っていけたらうれしいです。

丸武ブランドのさらなる挑戦。「出汁」の魅力を世界に伝える
━━今後の展望についてお聞かせください。
伊藤:創業から受け継いできた卵焼の伝統はそのままに、より美味しい卵の食べ方やこだわりの出汁を使った提案など、新たな取組もどんどん進めていきたいと思っています。 2023年7月から韓国で玉子焼のポップアップストアを100日ほど出店していたのですが、非常に反響がよく、日本の「出汁文化」に対する関心の高さを肌で感じました。
韓国に限らず、日本の「出汁」に興味を持たれる方は海外に多くいらっしゃいます。永尾さんは、中東やアジアへの輸出も手掛けておられるので、そのあたりの展開もぜひ一緒に作っていきたいですね。
日本が築いてきた和食の魅力、そして出汁や卵の美味しさをもっと海外の方に手軽に味わっていただける機会を増やし、一人でも多くの方に「築地に来てよかった」「味わえてよかった」と感じていただけるようにしたいと思います。2025年は昨年以上に挑戦していく年にしたいので、今後ともどうぞご協力よろしくお願いします。
永尾:今年の展開が楽しみです。本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。





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